大家族主義 extended family 2004 2 27
少子高齢化社会を生き抜くには、
大家族主義と地域社会の建設が重要です。
少子高齢化が進行すると、
福祉サービスが維持できなくなるからです。
そこで、福祉サービスを、大家族主義と地域社会がカバーするのです。
(福祉サービスが維持できなくなる理由)
○少子高齢化により、
年金をもらう人ばかり増えて、税金を払う人が大きく減少しますので、
財政的に、福祉サービスが維持できません。
○少子高齢化により、
介護者となる若者が減少し、介護を必要とする者が大きく増えるからです。
介護者の主力は、20歳から40歳ぐらいの人でしょう。
この年齢層が、少子高齢化により、減少し、
介護を必要とする70歳以上の人が、医学の発達により、大きく増えるでしょう。
かなり、アンバランスな構成となります。
このように、財政的にも、人的にも、
福祉制度を維持するのは困難となります。
もちろん、これは、今のままでは、こうなるという予想で、
将来、大改革者が出現して、そうならない場合もあるでしょう。
しかし、投資家は、
そのようなスーパーマンの出現を期待するわけにはいかないでしょう。
生活関連産業が、大きく影響を受けると思います。
また出遅れて、政府に泣きつく企業が出てくるでしょう。
しかし、その時は、少子高齢化の影響で、
政府の財布は当てになりません。